丸川 哲史
日中一00年史 二つの近代を問い直す
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| 価格 | 商品名 |
| ¥ 798 | 日中一00年史 二つの近代を問い直す |
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恐ろしいまでの「大国主義」 |
中国はますます大国になり、日本はますます小国になる、という本書の主張が正しいとして、そんな中国に好意的な著者は、極めつけの「大国主義者」ということになる。アメリカの「大国主義」「帝国主義」は批判しておいて、なぜ中国の「大国主義」はOKなのか。
また、しきりに「グローバル」を叫ぶ割には、「台湾問題は中国の内政問題」と主張するなど、なぜか中国にはグローバル化は適用されないことになっていたりする(真の「グローバル」においては、「内政問題」という定義自体が無意味になるはずである)。「親中反日だからダメ」とかいう以前に、とにかく論理に一貫性がない。あ、「中国共産党の言い分そのまま」という意味では一貫しているといえるのかな。
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大国中国、小国日本論 |
著者の大国中国万歳、日本は小国だ、という主張には到底同意できるものではありませんでした。「植民地」「皇民化」という表現から、著者が典型的東京裁判史観・自虐史観の論者であることがわかります。
「歴史認識の問題について、遠くない未来に中国は日本がどのような歴史認識を持っていようが全く気にしなくなる。つまり日本という国自体に興味を失う時期が来るかもしれない」という中国学者・溝口雄三の主張をもってきて、「日本は二十一世紀を通じて、東アジアの中で本格的に小国化していく運命を、いわば積極的に生きるしかなく、もう一方の中国は、反対に否応なく大国化することが運命づけられている」という中国万歳論者の著者の考えには、ついていけないものを感じました。

